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スタッドレスタイヤの履きっぱなしは危険?!スタッドレスタイヤの耐用年数と買換サインについて。

安全のためにもスタッドレスタイヤの寿命はしっかり見極めましょう。

 スタッドレスタイヤの特徴

スタッドレスタイヤは、雪道や凍った道でもスリップしないように作られたタイヤです。しっかりグリップするように、通常のタイヤよりも柔らかいゴムで作られています。また、溝も通常のタイヤよりも深くなっており、そうすることによって滑りにくいようになっているのです。冬以外の季節も走れないわけではありませんが、ゴムが柔らかいため通常の道では摩耗しやすく、走行に適しているとは言えません。シーズンオフはノーマルタイヤに交換することをおすすめします。 

スタッドレスタイヤの交換サイン

プラットフォーム

スタッドレスタイヤが雪道などを走行できる基準として、溝の深さがわかるようにスタッドレスタイヤの溝にはプラットフォームと呼ばれる突起がついています。タイヤの側面をよく見ると、小さな矢印が描かれているのですが、その先にプラットフォームがあり、通常は溝の中の突起としてみることができます。溝がだんだんすり減ってくるとこの突起が表面に現れるので、これがスタッドレスタイヤの交換サインです。通常の道を走るには危険ではありませんが、雪道などは滑りやすくなっているので、交換するようにしましょう。

 ゴムの固さ

スタッドレスタイヤは通常のタイヤよりも柔らかいゴムを使うことによってグリップ力を高くしています。しかし、年月が経つとどうしてもゴムは徐々に固くなってしまい、そうなるとスタッドレスタイヤとしては効果が十分でなくなってしまうのです。ゴムが固くなってしまったら、溝が残っていても交換したほうがよいのですが、ゴムの固さは自分ではなかなかわかりません。タイヤ専門店に行けば、タイヤの固さを測る機械があるので、定期的に測って、硬くなっているようなら交換が必要だといえます。

 製造年週

スタッドレスタイヤの耐用年数は、約5年程度と言われます。タイヤの側面には4桁の数字が書かれており、その最初の二けたが製造週、後の二けたが製造年ということになります。1815と書かれていた場合、このタイヤは2015年の18週目に作られたタイヤということです。それでだいたいの使用年数はわかりますが、使用年数が短くても溝が減っていたり、保存状態によっては硬くなってしまうこともあるので、そうなると交換したほうがよいでしょう。

 まとめ

スタッドレスタイヤの交換サインは、溝のプラットフォームとゴムの固さ、そして製造年週です。どれもこまめにチェックして、早めの交換を心がけましょう。