よくわからず慌ててしまう、車の警告灯(ランプ)。どんな種類があり、対処法は?
警告灯の意味、きちんと理解していますか?
警告灯の種類と対処法
車の運転席には、いくつものランプがついています。これらの多くは警告灯ですから、点灯しているときには何らかの警告がされているということになります。その意味と対処法をきちんと理解して安全な運転を心がけましょう。
シートベルト警告灯
シートベルトをしていない時に点灯する警告灯です。運転席だけではなく、助手席や、車種によっては後部座席でのシートベルトがされていない場合も点灯します。人その座席に座っていない場合はもちろん点灯しません。
ガソリン残量警告灯
ガソリンの残量が少なくなると点灯します。点灯する残量の基準は車種によって異なりますが、点灯したら給油するようにしましょう。ガソリンスタンドのマークが転倒することもあれば、ガソリンメーターのエンプティ付近に丸いマークが点灯するだけのものもあります。
半ドア警告灯
どこかのドアが半ドアになっている場合に点灯する警告灯です。消えるまで、開いていそうなドアを閉めなおして確実に閉めてから発進しましょう。半ドアだと少しの振動で走行中にドアが開くことがあり危険です。
ABS・ブレーキアシスト警告灯
ABSやブレーキアシストが作動した時に点灯します。作動していないのに点灯している場合は、ABSやブレーキアシストの異常が考えられますので、点検を受けるようにしましょう。
エンジン警告灯
エンジン制御系のトラブルを知らせる警告灯です。エンジンをスタートした時に点灯しますが、通常はすぐに消えます。そのまま消えない場合は、エンジンに異常があるということです。点灯が続く場合は停車して速やかに点検などを受けるようにしてください。
ブレーキ警告灯
パーキングブレーキが完全に解除されていない場合に点灯する警告灯です。解除し忘れて発進しないように、確実に解除しましょう。解除しているにもかかわらずブレーキ警告灯が点灯するのは、ブレーキ関連のトラブルが疑われるので点検を受けるようにします。
油圧警告灯
エンジンオイルの圧力低下を知らせるための警告灯です。点灯すると、油圧が下がっているということになります。エンジンオイルの量が減っていたり、オイルポンプの故障が疑われます。そのまま走行していると、エンジンが焼き付いてしまう危険があるので、停車してエンジンオイルの量を確認するか、ロードサービスを呼びます。普段からエンジンオイルの量は定期的にチェックしておくとよいでしょう。
充電警告灯
充電警告灯が点灯しているのは、車のバッテリーが充電できない状態になっているということです。そのままでは走行できなくなる可能性があるので、このマークが消えないようなら停車してディーラーなどに連絡をしたほうがよいでしょう。
水温警告灯
エンジンを冷やすための冷却水が高温になっていることを示す表示です。危険なので、車を停車してディーラーなどに相談する必要があります。できるだけそうならないように、普段から冷却水が漏れたり減ったりしていないかを確認することも大切です。
エアバッグシステム警告灯
エアバッグが作動すると点灯します。作動していないのに点灯する場合は、エアバッグの異常が考えられますので、速やかに点検を受けるようにしてください。
スマートキーシステム警告灯
スマートキーの多くには、盗難防止のためのイモビライザーが搭載されており、イモビライザーの作動を知らせる警告灯です。エンジンを始動すると、消灯します。
まとめ
車の運転席にはたくさんの警告灯が設置されています。エンジンをスタートした時には、一時すべてのランプが点灯しますが、その後消えるのが正常です。消えずについているようなら、異常が考えられますので、適切な対処を行いましょう。