中古車情報でみる、レンタアップ車とは?そのメリットとデメリットについて。
レンタアップ車とは
レンタカーとして使われていた車は、レンタアップ車として中古車市場で売られています。
レンタカー会社では、つねに新しくきれいな状態の車を提供するために、新車を購入してレンタルを行い、数か月程度で入れ替えるのが一般的です。こうして入れ替えられた車は中古車市場で売却されることになり、そういったレンタカー引き上げ車のことを、レンタアップ車と呼びます。
レンタアップ車には一般のユーザーが使っていた車にはないメリットやデメリットがあるので、よく検討して購入するようにしましょう。
レンタアップ車のメリット
年式が新しい
レンタアップ車は、数か月から長くても1年程度の期間しかレンタカーとして使われないため、年式の新しい車が多いです。中古車市場では、年式が新しいということはそれだけ価値が高くなりますし、最新のモデルの車を中古車としてお得に購入できるチャンスでもあります。
状態が良い
安全にお客様にレンタルするために、レンタカーは常に整備が行き届いた状態で使われています。装備も充実しているケースが多く、ナビやETCなどの装備も付いていることが多いので、後からつける必要がありません。
自動車取得税が安い
レンタアップ車の場合は、特例措置によって課税標準基準額が同じ年式のものに比べて減額されています。そのため、自動車取得税が安くなり、購入時に必要な費用を抑えることにもつながります。
レンタアップ車のデメリット
車種に限りがある
レンタカーとしての需要が多い車は比較的台数がありますが、スポーツカーなどはどうしても少なくなります。中古車の特徴であり、レンタアップしゃに限ったことではありませんが、自分の欲しい車種が見つかるとは限りません。
メーカー保証がない
普通に新車を買うと、メーカーによって違いはありますが、3年間または走行距離60,000kmまでといった期間のメーカー保証があります。
さらに、車の重要な機能を果たす部品については特別保証として期間を延長した特別保証もあります。しかし、レンタカーの場合は不特定多数の人が運転することが前提となっているため、メーカー保証がないのが一般的です。
整備は行き届いているのでトラブルの心配は少ないものの、販売店の保証があるかどうかは確認しておきましょう。
また、レンタカーの場合は新車でも車検が2年からになるので、その点も要注意です。
走行距離が多い
レンタカーとして使われていたため、年式の割には走行距離が多くなりがちです。とはいえ、せいぜい1年程度の使用なので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
まとめ
レンタカーとして使われていた中古車を、レンタアップ車といいます。比較的新しくて整備の行き届いた車が多い半面、メーカー保証がなかったり、走行距離が長めの場合があるので、よく検討してみるとよいでしょう。