自分でできる中古車購入の手続き2:名義変更手続きと注意点。
名義変更は必要書類さえ揃えれば、難しい手続きではありません。
自動車の名義変更とは
車で公道を走るためには車検証が必要です。これは、車の所有者などを記載したもので、常に車に乗せているものです。
車を売買して所有者が変わる場合は、「移転登録」を行い、所有者の欄を変更しなければなりません。もちろん勝手に書き換えればよいというわけではなく、陸運局に必要書類などを提出して、登録してある名義を変更する必要があります。
名義変更に必要な書類
自分で名義変更を行う場合、事前に用意しておく書類は、車庫証明書と印鑑証明書、そしてその実印です。
中古車なら、購入した販売店から、車検証と前の所有者の実印を押した譲渡証明書・印鑑証明書・委任状を受け取って、それも持参します。
さらに陸運局で手続きする際に、手数料納付書と自動車税・自動車取得税申告書、申請書などを記入します。基本的にはこれらの書類を揃えておけば名義変更をすることができます。
名義変更の手続き
名義変更の手続きは、必要書類を揃えてから陸運局に出向いて行います。
販売店に依頼する場合は、自分の印鑑証明と車庫証明、委任状を販売店に渡すだけでかまいませんが、自分で行う場合はそれらの書類に加えて売り主側の印鑑証明など必要書類を販売店から受け取ってから行く必要があります。
車庫証明を取得する場合は、管轄の警察署に申請しますが、申請から1週間程度かかるので、早めに申請しておく必要があります。
因みに印鑑証明は発行から3ヵ月以内のもののみ有効なので、書類が揃ったら早めに名義変更の手続きを行うようにしましょう。
名義変更をするときの注意
名義変更の手続きそのものは、必要書類が揃っていれば難しいものではありません。事前に書類が揃っているかどうか、印鑑証明の期限が切れていないかなどを確認してから行くようにしましょう。
また、車検証には前の所有者の情報が記載されていますが、その住所と印鑑証明の住所が違う場合は、前の所有者の住民票も必要になります。
なお、未成年の場合などは、追加で書類が必要になるので、購入時に確認しておきましょう。
前の所有者と違う管轄の陸運局に登録する場合は、ナンバープレートが変更になります。この時に古いナンバープレートを外して提出し、新しいものを受け取って取り付け、陸運支局内で確認してナンバーに封印をしてもらうので、必ず購入した車に乗っていく必要があります。
まとめ
中古車を購入したときの名義変更は、書類さえきちんと揃えておけば難しいものではありません。
ただし、ナンバープレートが変わる場合は、取り外しや取り付けをする必要があるので、該当の車で行く必要がありますし、工具も持参しておいたほうがよいでしょう。