一覧に戻る

ゲリラ豪雨など、夏の雨天時運転の注意点5つ。

夏の雨はゲリラ豪雨など、急な大雨が多いので注意して運転しましょう。

夏の雨天時は運転注意

夏は急な雨が多くなるため、運転時にも注意が必要です。昔は夕立程度の雨がよく降ったものですが、最近では1時間に50㎜を超えるような大雨が降ることが多く、ゲリラ豪雨とも呼ばれます。車だとゲリラ豪雨でも安全、と思いがちですが、ゲリラ豪雨の中の運転は浸水などの危険もあるので、注意して走るようにしましょう。

視界の確保

大雨が降ると、ワイパーを高速にしていても視界が悪くなってしまいがちです。普段から、フロントガラスに撥水効果を持たせておいたり、ワイパーが消耗していないかをチェックしておきましょう。

対向車や歩行者からも車が見えにくくなるので、ライトをつけて走行することも大切です。

ハイドロプレーニング現象も

路面に水が溜まっている道路を高速で走ると、ハイドロプレーニング現象を起こして滑りやすく、ハンドルコントロールを失いやすいです。これは、タイヤが路面から浮いてグリップできなくなった状態です。この現象を避けるために、高速走行での水たまりには注意するように言われるのですが、ゲリラ豪雨が降ると路面全体が水たまりのような状態になることも珍しくありません。

また、ハイドロプレーニング現象は、タイヤの溝が減ってくると起こりやすくなるため、タイヤの溝がどれくらい残っているかをこまめにチェックすることと、大雨の時はスピードを落として安全運転を心がけましょう。

冠水に注意

ゲリラ豪雨では短時間に大量の雨が降るため、驚くほど急に冠水をすることがあります。特に水が溜まりやすい低地や高架下、アンダーパスなどは、冠水により車が立ち往生してしまうこともあります。

マフラーから水が入ってしまうとエンジンが止まって動かなくなってしまいますし、ドアが開かなくなると脱出が困難になるので、水位が上がる前に脱出することも大切です。

土砂崩れの危険も

大雨が頻繁に降る夏は、土砂崩れも起こりやすくなります。遠回りをしても、崖下の道はできるだけ避けて通りましょう。

退避可能なら退避を

ゲリラ豪雨など、夏の大雨は短時間に大量の雨が降るのが特徴です。逆に言えば、少しの間待っていれば小雨になることも多いです。

時間に余裕をもって行動し、ゲリラ豪雨にあったら安全な場所でしばらく退避するのが最善の方法になります。無理な運転をせずに、安全なところまでゆっくり移動して停車しておきましょう。

まとめ

地球の環境変化の影響もあり、夏には道路が冠水するほどのゲリラ豪雨が降ることも珍しくなくなりました。大雨でも車なら大丈夫と思われがちですが、ハイドロプレーニング現象による事故を起こしたり、冠水した車の中で立ち往生して命の危険が生じるようなケースも増えています。運転中にゲリラ豪雨に会ったら、できるだけ安全なところに退避して小雨になるのを待つのがよいでしょう。