ハイオクとレギュラー、値段以外に何が違うの？ハイオクにするメリットは？

車に合わせて、ハイオクとレギュラーを使い分けることが大切です。

ハイオクとレギュラーの違い

ガソリンには、ハイオクとレギュラーの2種類があり、どのガソリンスタンドでもハイオクのほうがレギュラーよりも1Lあたり10円ほど高く設定されています。そのため、ハイオクのほうが優れたガソリンだと思われがちですが、ハイオクとレギュラーの違いは優劣ではありません。

ハイオクガソリンとは、オクタン価と呼ばれる数値が高いガソリンのことで、オクタン価が高いほうがノッキング現象が起こりにくいために、エンジン内でのガソリンと空気の混合気の圧縮比が高い車でも安全に走らせることができます。スポーツ系の車にハイオク指定のものが多いのは、こうした車のほうが混合気の圧縮比を高くすることで、パワーを生み出しているためで、通常のガソリンを使うとノッキング現象と呼ばれるガソリンの発火や爆発が起こるリスクがあるのです。このオクタン価の数値により、ガソリンはハイオクとレギュラーに分けられています。

値段が違うのはなぜ？

ハイオクのほうが値段が高いのは、レギュラーガソリンに比べて添加物が多く使われているのが大きな理由です。また、添加物を使うことでガソリンを燃焼させたときの燃えカスも多くでるのですが、その洗浄剤なども含まれているため燃えカスによる不具合が起こることはありません。洗浄剤が含まれていることで、ハイオクのほうがエンジンがきれいな状態で使えると思ってレギュラー車にハイオクガソリンを入れる人がいますが、添加物の少ないレギュラーガソリンではそもそも燃えカスはそれほど出ませんから、ハイオクを使うことでそれほどエンジンがきれいになるわけでありません。

ハイオクを使うメリットとは

ハイオクガソリンを使うことが指定されているハイオク車にとっては、ノッキングを起こすリスクを減らして安全に走行するために、ハイオクを入れることは必要なことです。ただし、レギュラー車の場合はハイオクを使うメリットは特にありませんので、ハイオクとレギュラーは車の購入時に指定されている通りのものを選ぶようにしましょう。

まとめ

ハイオクはレギュラーに比べてノッキングをおこしにくいというメリットがありますが、レギュラー車で使ってもあまり意味がありません。逆にハイオク車は安全な走行のためにはハイオクを使うことが推奨されます。