何年履けるの?スタッドレスタイヤの寿命と買い替え時期の見極めポイント2つ。
スタッドレスタイヤの買い替え時期は、プラットホームと使用年数で判断します。
スタッドレスタイヤの買い替え時期
通常のタイヤは、表面がすり減って溝がなくなると交換を行います。交換頻度は車を使う頻度などによっても異なりますが、溝が減らなければかなり長く交換しない人も多いでしょう。
スタッドレスタイヤの場合、冬だけの使用ということもあり、何年経っても古くなったように見えないから買い替えのポイントがわからないという人もいます。しかし、スタッドレスタイヤは安全性を維持するためにプラットホームと使用年数の両方で交換の判断を行う必要があるのです。
プラットホーム
プラットホームとは、タイヤの溝が減ってきたことを示すサインです。タイヤの側面にある矢印の先、溝の中に設けられた突起になります。
新品の時はこの突起が溝に隠れていますが、だんだん表面がすり減ってくると表面に現れて、プラットホームが露出した状態になると交換の時期だということがわかるようになっています。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため、冬場しか履かなくても乾いた路面を走ると通常のタイヤより早くすり減る傾向があります。プラットホームはこまめにチェックしたほうがよいでしょう。
使用年数
スタッドレスタイヤが通常のタイヤよりも柔らかいゴムを使っているのは、そのほうが雪道や凍った道でのグリップが良くなるためです。
しかし、素材がゴムであるためどうしても年数がたつと劣化してしまいます。ゴムは劣化すると硬くなり、グリップが弱くなってしまうため雪道を安全に走ることができなくなります。
一般的にはスタッドレスタイヤの使用年数は3年~5年と言われており、これを過ぎると溝が減ってなくても交換したほうがよいとされています。ゴムの劣化は夏場のタイヤの保管状況や住んでいる地域の気候などによっても異なるので、注意しましょう。
使用年数がよくわからない場合は、タイヤの側面にある4桁の数字で確認します。この数字の前ふたつが作られた週で、後ろふたつが製造年を示しています。例えば、「0812」と表記されている場合は、2012年の8週目に製造されたタイヤということです。
まとめ
スタッドレスタイヤの交換時期は、タイヤの減り具合の他、使用年数によっても判断されます。冬しか使わないスタッドレスタイヤなので、人によっては5年経つけど溝がほとんど減っていない、ということもあるかもしれません。しかし、ゴムは時間とともに徐々に劣化していますので、溝だけではなく、年数でも判断して交換するようにしましょう。