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自分でできる中古車購入の手続き1:車庫証明の取り方と注意点。

中古車・新車を問わず、車を購入する際には車庫証明が必要です。

 車庫証明とは

車庫証明とは、車の保管場所が確保できているということを証明するもので、正式には「自動車保管場所証明書」といいます。新車であっても中古車であっても、車を購入したり譲り受けたりして所有する場合は、必ず登録が求められます。

ディーラーや中古車業者が代理で取得してくれる場合が多いのですが、費用を節約したい場合は自分で取得することも可能です。

 車庫証明を取るための要件

車庫証明を取るためには、車の保管場所に関して以下の要件を満たしていなければなりません。

 

・使用の本拠地から保管場所が直線距離で2㎞以内であること

・保管場所に通じる道が通行禁止ではないこと

・保管場所に通じる道が幅員制限に抵触しないこと

・保管場所では道路にはみ出すことなく車全体が収容できること

・借りた土地や建物を保管場所とする場合は、保管場所使用承諾証明書

 が用意できること

 車庫証明に必要な書類

車庫証明を取得するには、必要書類を揃えて持参する必要があります。具体的には、

 

1 自動車保管場所証明申請書と保管場所標章交付申請書が2通ずつ

2 保管場所の所在図、配置図が1通

3 自分の土地に保管する場合は、保管場所使用権原疎明書面(自認書)

4 借りた駐車場を使用する場合は、保管場所使用承諾書

5 公共料金の領収書や消印付きの郵便物などそこに住んでいることを証明する書類

6 印鑑

7 申請費用(2、000円~2、200円)

8 発行手数料(500円 ※後日受け取り時に支払う)

 

が必要です。

1~4の書類はほとんど警察署に記入書類として置かれているか、警察署のHPからダウンロードすることができます。

 車庫証明の手続き

必要書類を揃えて記入したら、車を登録する管轄の警察署に出向いて申請を行います。書類を提出して2,000円~2、200(都道府県によって違う)のの費用を支払うと、納入通知書兼領収証がもらえるので、数日後に再び警察署に出向いて交付を受けます。交付を受けるときは、納入通知書兼領収書と手数料500円~550円(都道府県によって違う)が必要になります。

 車庫証明を取るときの注意点

自分で車庫証明を取るのは決して難しいわけではありませんが、普段はあまり見ることのない書類に記入する必要があるので、事前に警察署のHPからダウンロードを行い、PDFの見本を見ながらしっかり記入して持っていくのがよいでしょう。もちろんわからないところは申請時に質問をしながら記入することもできます。

また、受付時間は各警察署によって違いますので、無駄足をしないように事前に調べて置きましょう。なお、土日祝日は受付を行っていません。

 まとめ

車庫証明は、申請時と受理時に2回警察署に出向かないといけない、平日の決まった時間帯しか受付ができないことを除くと、取り方自体はとても簡単で自分でも十分に取得できます。

ディーラーに依頼するとそれなりの金額の手数料が必要になることもあるので、機会があればチャレンジしてみるのもよいでしょう。