タイヤローテーション(組み換え)の目安や費用は?どんなメリットがあるの?
タイヤローテーションをすることで、安全に長くタイヤを使用することができます。
タイヤローテーションのメリット
車のタイヤは走行によってすり減っていきますが、4本が同じようにすり減るわけではありません。一般的には前輪はタイヤのセンターよりも外側であるショルダー部が摩耗しやすく、後輪は逆にセンター部が摩耗しやすいので、そのまま乗り続けているとどのタイヤも特定の箇所が大きく摩耗してしまいます。そのため、タイヤの場所を入れ替えることで、摩耗を均一にしてタイヤの寿命を延ばすことができるのです。均一な状態にタイヤを保つことで、走行も安定しますから、安全な運転にもつながります。
タイヤローテーションの目安
タイヤローテーションの目安は、だいたい走行距離が5,000㎞ごとに行うことが推奨されています。ただし、車のタイプによってもその目安はことなり、前にエンジンがあって前輪で駆動するFF車など、後輪駆動のFR車に比べると前輪の負担が大きいので早めのローテーションが良いとされています。また、走行距離がそこに達していなくても、摩耗しているな、と思ったらローテーションを行ってもかまいません。
ローテーションのやり方
FF車の場合は、前輪をそのまま後輪に持ってきて、後輪を左右入れ替えて前輪に使います。FR車や4WDの場合は後輪をそのまま前輪に持ってきて、前輪を左右入れ替えて後輪につけるのが一般的です。ただし、タイヤによっては回転方向が決まっているものがありますので、その場合は左右は入れ替えずに前輪と後輪の入れ替えだけを行います。
ローテーションの費用
タイヤ専門店や、カー用品店などにタイヤローテーションを依頼した場合、タイヤローテーションの工賃は2,000~3,000円程度です。タイヤのつけ外しができる人なら自分でもローテーションすることは可能ですが、スペアタイヤのない場合は4本のうちの2本を同時に外して作業をするのは困難になります。手間もかなりかかりますので、多少お金を払っても店舗で依頼したほうがよいかもしれません。
まとめ
タイヤローテーションをすることで、タイヤを均等に摩耗させて安全に長く使い続けることができます。目安は走行距離5,000㎞ごとですが、駆動方式などによってもタイヤの減り方は違いますので、状態を確認しながら適時行うのがよいでしょう。費用は2000~3000円程度ですので、店舗に依頼したほうが簡単です。