冷房や暖房をつけたら、いきなり臭い!カーエアコンの点検目安と日頃のメンテナンス法について教えてください。長岡京市 I様
カーエアコンは定期的に点検やメンテナンスをすることが必要です。
カーエアコンが臭い?
車を使う頻度が高く、しかも乗車時には常にエアコンをつけるという場合はあまり感じないことが多いのですが、久しぶりにカーエアコンをつけたら臭いが気になることがあります。
これにはいくつかの原因が考えられますが、よくあるのがエアコン内部にカビが生えている場合です。日本は高温多湿であるため、エアコン内部にはどうしてもカビが発生しやすくなります。
その他、フィルターが汚れていたり、エアコンガスのトラブルでカーエアコンが正常に作動していないことも考えられます
カーエアコンの点検
カーエアコンは通常10年以上は使えるように作られているので、定期的に交換する、というものではありません。ただし、使い方や使用頻度、使用地域などによっては負担がかかってトラブルを起こしやすくなることもあるので、車の点検の際には一緒に点検しておくことも必要でしょう。
エアコンガスについては、ガソリンスタンドなどで補充や交換を勧められることがよくありますが、基本的には交換などはしなくても10年程度はもつように作られています。営業目的で勧めることも多いので、できれば自分でチェックできればよいでしょう。
プロは圧力ゲージでチェックを行いますが、自分で確認する場合は、筒状のパーツが透明になっていて見ることができるので、透明なガスが小さい泡になって流れているようであれば大丈夫です。
カーエアコンのメンテナンス
カーエアコンのメンテナンスとして定期的に行うのはフィルター交換です。このフィルターは製品によっても違いますが、およそ1年間、または1万キロの走行毎に交換することが推奨されています。車の点検の時などに替えてもらっても良いですし、自分でフィルターを買ってきて交換することも可能です。
フィルターが汚れていると、臭いがする、カビ菌をばら撒かれるだけでなく、エアコンの効きが悪くなることもあるので、定期的に交換するように心がけましょう。
また、エアコン内部のカビが気にある場合は、家庭用のエアコンと同じように、車に乗った後はエアコンの送風機能を使い、エアコン内の結露を防ぎましょう。車でお出かけして、自宅に近づいてきたらエアコンを送風に切り替えて、内部の水分を乾燥させてから車を降りるようにするのがおすすめです。
まとめ
カーエアコンは、基本的には10年くらいは大きな交換やメンテナンスは必要ないように作られています。ただし、フィルター交換などは定期的に必要ですので、臭いが気になったり、そろそろ交換時期かな、という場合はチェックしてみるとよいでしょう。